貞操逆転世界の童貞辺境領主騎士 - ハーメルン
タイトルまんま。 第12章更新中です オーバーラップ文庫より8/25に書籍版3巻が発売予定です。 コミックガルドで2023/5/12よりコミカライズが開始してい…
タイトルまんま。
道造 – Hameln
第9章を開始しました
オリジナル小説です。貞操観念逆転という、男女の価値観がそっくりそのまま入れ替わったジャンルのものです。
あらすじ
- 男女比が著しく偏った(自領で男:女=1:9)世界で、男性を大切にし、女性が力仕事や危険な仕事を受け持つ世界です。ただ、主人公は男性で、領主の母から剣や馬術の訓練を仕込まれます。
- 母が亡くなった後は領主を引き継ぎ、騎士となります。男性が騎士となることはこの世界の価値観からはあり得ないため、周囲の貴族との関係が絶たれます。
- 数々の超人たちを相手取り、大立ち回りを見せ、信用を得ます。周囲の女性、女王や王女、公爵等々から好意的に見られます。ただ主人公は好意に気づきません。
感想
男女の価値観が変わって、男がちやほやされる作品が多いんですが、この作品は少し違います。主人公は、男性騎士として戦争に参加し、一騎討ちなどで勝利することにより、周囲に騎士としての力を認めさせていきます。とても熱いです。
また、主人公以外のキャラも個性的な面子ばかりです。まあ、大体主人公の貞操を狙っているんですが。主人公が一騎打ちで打ち取った、レッケンベルが個人的には好きです。あまりにも強すぎて、みんなレッケンベルのことが脳裏から離れていません。その影響力がすさまじく、私もレッケンベルが好きになってしまいました。
かなりの長編で、どこも面白いんですが、テメレール公の話が好きです。テメレール公、思いのほか、よいキャラクタでした。猪突猛進、ゆえに一途で頑固でした。
また、勘違いものとしても楽しめます。特に序盤はギャグ調で、軽快に読めると思います。
貞操観念逆転ものが好きな人は当然読むべきで、そうじゃない人でもとても熱い作品ですので、おすすめです。
追記
書籍版が出ました。改訂部分が多く、読みやすくなっています。
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