【オリジナル】破滅した悪役令嬢がいたので殺人マシーンにしてみた件

【ざまぁ】され身分も財産も失った公爵令嬢カーシャ・チーフウォール。
辺境の街に送られる途中、気づけば夢とも現実ともつかない赤い場所にいた。
何度死んでも生き返り、殺し殺される地獄の中で、ついには環境に適応してしまうカーシャ。
しかし適応したと思った頃に、またも護送中の馬車に逆戻り。
そのまま辺境の街に放り出されるが、とりあえず生きるためには冒険者になるしかない。

らくべえ09 – Hameln

追放された令嬢がダークソウル的な世界観に落とされ強制的に強くさせられ無双するお話です。

タイトルから想像できるほど激しくはなく、読みやすいと感じました。殺意と怠惰の間を揺れ動いているという感じで、自発的に行動する意志が希薄になってます。

ただ自身を脅かす存在や敵意を向けてくる存在には容赦しません。タイトル通り、蹂躙致します。その辺のギャップが面白いところでした。

それから個人的には、ユオンという研究者が大好きでした。作中で主人公に勝るとも劣らないのは現状彼女のみ、お互い探り探りで逆鱗に触れないようにしてるのもよし、底知れない不気味なキャラです。

文体も読みやすくタイトルに反してマイルド寄りなので、興味のある方はぜひお読みください。

コメント

  1. スイレン より:

    こちらも読ませて貰いました。
    主人公も主人公で悪い人ではあったのですが、まだ擁護できるレベルなのと、ほぼ前の人格は死んでるようなものなので、気楽に楽しめますね。
    爽快感も感じさせつつ、強さについても考えさせられる作品でした。

  2. 愉悦部出身 より:

     コメントありがとうございます。私もタイトルに比べればまだ良心的だと感じました。
     無双していく感じもよく、思いのほかバランスの取れた作品だと思ったため紹介文もそんな感じになりました。

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