【オリジナル】STING【カイストシリーズ】

STING(狂気太郎) - カクヨム
過酷な疑似ファンタジー大陸を毒使いが生き抜く。

 未来の地球。北太平洋に造られたビギナーズ・ウェルカム大陸で、『セントラル山の狩人』の弟子のビギナー『腐れ毒虫』コダンが苦闘する。

 記憶と能力を保持したまま転生を繰り返すカイストと四千世界という世界観のシリーズの一部となる連作短編です。全十三話となります。
 主人公は違いますが『COLDEST』の続編ですのでそちらを先に読まれることを強くお勧めします。
 他のカイストの物語を読んでみたいと思われたなら、カクヨム様に掲載しているシリーズか、以下の私の個人サイトの小説のページからどうぞ。
 https://madtaro.x0.com/

カクヨム – 狂気太郎

狂気太郎氏の連作「カイストシリーズ」の新作です。今年4作目であり、もう幸せすぎて狂ってしまいます。

事前に「COLDEST」それから「もう一つの小舟」を読むことを、カイストシリーズってなんだろうという人は「カイストシリーズまとめ」を見てみてください。

今作はAクラスのカイスト「隻眼影」ルーンの弟子、「腐れ毒虫」コダンのお話です。

剣や槍などの戦闘に自信のないコダンは、ルーンの薦めに従って回復力と毒を武器に戦います。

毒ってロマンがありますよね!私もゲームでは回復や毒で戦うキャラクタをよく選ぶので、すごく親近感が湧きます。絡め手代表って感じがいいんですよねえ。

コダン自身がまだカイストではなく、第一歩を踏み出してもいない「ビギナー」なので、過去のカイストシリーズからすれば地味ですが、それでも良さは失われてません。

コダンは犬に非常食として食われながらも生還したくらい、生を渇望して自身への悪意を呪っています。

自身を害するものは容赦しないという執念深さは、師匠譲りでもあり、コダン本人の気質でもあり、こういう人がカイストになるんだろうなあ、とよく分かりました。

おそらくコダンの死で話は終わるのでしょう。コダンがカイストとしての一歩を踏み出せるのかどうか、どういった末路を迎えるのか、楽しみでなりません。

狂気太郎氏のファンが増えることを祈りながら更新を待ちましょう。

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