【オリジナル】【悲報】清楚系で売っていた底辺配信者、うっかり配信を切り忘れたままSS級モンスターを拳で殴り飛ばしてしまう

【悲報】清楚系で売っていた底辺配信者、うっかり配信を切り忘れたままSS級モンスターを拳で殴り飛ばしてしまう - ハーメルン
主人公――彩音レイナは、ダンジョン配信者として活動している。 「私、才能ないのかな……」  レイナは、珍しいダンジョン食材+癒やしをコンセプトに料理配信をメイ…

 主人公――彩音レイナは、ダンジョン配信者として活動している。

「私、才能ないのかな……」
 レイナは、珍しいダンジョン食材+癒やしをコンセプトに料理配信をメインで行っていた。
 しかし配信が面白くないのか、さてまた題材が良くないのか、同接一桁でずっと伸び悩んでいた。

 そんなある日の帰り道。
 次の配信ネタを考えながら歩いていたレイナは、同業者の悲鳴を聞きつける。
 一人のダンジョン探索者が、モンスターのスタンピードに巻き込まれていたのだ。
「い、いけない。逃げ――」
「どいてくれる? 今の私は、機嫌が悪いの」
 伸びぬ同接、増えぬ登録者。
 レイナは、モンスターに八つ当たりし、ボコボコに殴り倒してしまう。
「はぁ。こんなの倒しても食材にもなりやしないのに……」
 ため息とともに黙って立ち去るれいな。
 その瞳には、倒したモンスターの姿は映っていないのであった。

「イレギュラーモンスターをあんなに簡単に!? いったい何者!?」
 ――残された少女・望月雪乃は、戦慄していた。
 レイナが助けたダンジョン探索者は、実はチャンネル登録者数80万の超人気ダンチューバーだったのだ。
 小さな少女が深層のモンスターを素手で殴り殺す信じがたい光景は、くっきり雪乃の配信に写り込んでいたのである。
「なんだ今の!?」
「ええい、特定班はまだか!」
 その切り抜きは、レイナが眠っている間にまたたく間にバズりにバズり、朝起きたら伝説になっていたのだった。

アトハ – Hameln

ダンジョンで料理配信をしている主人公が無双する話です。主人公は自身が最強だと気づいておらず、視聴者が大騒ぎしまくります。

主人公が手強い怪物をボコボコにして、視聴者や別の配信者が慌てふためくさまが面白いです。主人公の言い回しが独特で、食べられるか食べられないのかの二択でしか考えていないのもコミカルです。

今料理配信をしている最中で、どんなものが出来上がるのか楽しみです。

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