その席 その一言
カイスト。正暦547億年。サマルータ。
狂気太郎
有名なあの席に勝手に座った男二人の末路。
『骸骨騎士』『原点』辺りを先に読まれることをお勧めします。
狂気太郎氏のスプラッターアクションファンタジー、カイストシリーズの一作です。事前に「原点」、「原点」が面白かったら「骸骨騎士」を先に読むことをオススメします。
この小説は、2人のカイストが「神の領域」と呼ばれるAクラスのカイスト「鋼」のディンゴに喧嘩を売る話です。
喧嘩を売ったカイストのうち、一人は長年Bクラスで燻っている卑屈なカイストで、もう一方は修行ばかりに明け暮れ、いつの間にかBクラスになり一般常識のないカイストです。
前者はズタボロにされる一方、後者は戦闘意欲が高く向上心も強かったため扱かれて可愛がられる展開になります。両者の対比が印象的でした。
Aクラスのカイストがたくさん登場しており、特にAクラス8人で構成された組織「殲滅組織」がすごく印象的でした。狂的、病的なカイストがたくさんでした。
カイストシリーズに興味がある方はぜひ読んでみてください。
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