広島でおばけキャッチ日本一を決める大会が行われた。
赤月カケヤ – カクヨム
僕の娘は今まで負けたことないので、日本一になれるのでは? そう思って大会に参加した。その激闘の記録を、ラノベ風に書いたものである。
サスペンスが得意な作家、赤月カケヤ氏による新作です。「おばけキャッチ」というボードゲームを得意な娘さんが大会に参加する、という実体験をもとに面白可笑しく語ってくれています。
皆さんはおばけキャッチ、したことがあるでしょうか。私はあります。『カードに書かれた絵柄を見て、条件に当てはまる物品を取る』というゲームで、ルールはシンプルなんですが、ついハマってしまう魅力があります。
ボードゲームが大好きな私は見ていて楽しく読むことが出来ました。
はじめて娘さんと対等に戦える『敵』の存在。自宅とは違う大会特有の緊張感。そして娘に罵られ続ける父。笑いありプライドありの戦いが繰り広げられます。
脚色を強くしていると明言されているため、ノンフィクションというわけではありませんが、それゆえ物語として起伏ができ面白くなっているのだと思います。ボードゲームが好きな人、興味がある人はぜひお読みください。わくわく楽しい気分にさせてくれます。
【2023/12/13追記】作中で出てくるひじき氏のnoteとアンディ氏のnoteを読みました。
ひじき氏は天才肌の強者で自他ともに魔王と呼ぶほどの腕前の持ち主です。記事内ではおばけキャッチにかける熱意とかもしー隊長の練習量が窺えます。
アンディ氏はかもしー隊長やひじき氏と同じチームメイトとして参戦しており、足を引っ張ってしまい嘆いている記事を書かれています。
ただ神や魔王と比べて実力がないと嘆いているだけで、本人は十分化物なんだろうなあと思ってしまいました。だって魔王に傷をつける実力はあるんですもの……
どちらの記事も面白いので是非読んでみてください。
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