悪対悪! 不死身の殺人鬼が悪党も一般市民も皆殺し。
狂気太郎
不条理スプラッター・ハードボイルドアクション。連作短編。
黒贄さん大暴れ。
狂気太郎
不条理スプラッター・ハードボイルドアクション。連作短長編。
来るとこまで来ちゃいました。
狂気太郎
不条理スプラッター・ハードボイルドアクション。長編です。
決して真似をしないで下さい。
不条理スプラッター・不条理ハードボイルド不条理アクション第四弾。連作短中編。
狂気太郎
もうムチャクチャです。
どうしてこうなった。
狂気太郎
不条理スプラッター・推理アクション完結編。
オリジナル小説です。スプラッターアクションコメディです。
前回紹介した「陰を往く人」よりスプラッタ―要素、冒涜的な要素が極めて強いです。閲覧注意です。第一部に書かれてある警告文を載せておくので、よく読んだほうがよいです。
狂気太郎さんの小説をはじめて読む人は、この小説を読んではいけません。「モラル」「地獄王」のどれかを読んだほうがまだとっつきやすいです。これら2つが受け入れられない人は、この小説は絶対受け入れられません。先にこの2つのうちどれかを読んでください。
あらすじ
- 探偵業を営む主人公が、探偵とは何なのかと言わんばかりに、人間化け物ありとあらゆるものを抹殺していきます。
- 未来技術や怪物、魔術や呪術、なんでもありの世界観です。
- 最終的に地球を滅ぼすか否かまで発展します。なお、滅ぼそうとするのは敵キャラです。
感想
これだけ注意しまくってはいるんですが、私は滅茶苦茶好きです。前回紹介した「陰を往く人」もよかったですが、この小説は話が進めば進むほど面白くなっていきます。三部からは本当に面白いです。私が読んできた小説の中で最も面白かった小説のうちの一つです。
第一部、第二部は割とコメディ要素が強く、あまりに生命を冒涜している感が強いです。主人公は探偵業を営んでいて、依頼人から仕事を受けて、解決に乗り出します。ただ、本当に形だけで、道中が血みどろになるのは当然、依頼人も全て物理的にいなくなるのも当然、本当に何でもありな解決になります。また、主人公なりに必ず踏んでおくルーチンというものが存在しています。凶器を決めるためにくじ引きをする、仮面を被ると完全無欠な殺人鬼になる、その際奇声を発する、という点です。
常時命をもてあそんでおり、かなり人を選ぶんですが、ただ、話数が進むごとに、シリアス調が強くなっていき、コメディ要素が減っていきます。また、魅力的なキャラが増えていきます。最初からいるくたびれた刑事にもスポットライトが当たりますし、強そうなキャラなのに、ほかのキャラが濃すぎて苦労する占い師、次元を渡れる黒いロングコートを着た用心棒、どんどんどんどん良くなっていきます。
私が一番好きなのは地獄坂明暗というキャラで、名前からもうかっこよすぎます。ちょっとでも詳細を書くとネタバレになってしまうため、これ以上書きませんが、ぜひ読んでみてこのキャラのよさを実感してください。
スプラッター描写が耐えられる人にはおすすめです。
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