【オリジナル】モラル

モラル

説教殺人鬼・モラル VS 殺戮愉快犯・憲法第九条。

狂気太郎 – モラル

私の大好きな作家の狂気太郎さんから紹介させてもらいます。

あなたは社会をよくしようと思ったことはありませんか。私は……ある、のかなあ。と、ともかく、この小説は、社会をよくするための方法は何か?という点を突き詰めた小説です。一個人が超常現象を引き起こせるようになり、その力で、社会をよりよくするためにどうするか、といったことがテーマとなっております。その一個人モラルです。その方法は、ぜひ見てください。

モラルが派手に動いているのを見て、今までは表に出てこなかった殺人鬼がモラルより派手に登場します。憲法第九条です。モラル憲法第九条の対決を主軸に物語が動いていきます。

モラルは超常現象を手に入れて、ルール違反をしている人、例えば優先座席を、指摘されても一切譲ろうとしない人など、を処刑し続けます。一見デスノートに近いかもしれません。

ただモラルは自己の犠牲をもろともしないところが高潔でとてもいじらしいです。憲法第九条の虐殺を見過ごせずにいたり、そもそも本気で、自身は殺人鬼として残虐的な方法で処刑されなければならないと本気で考えていたりします。それに最後は……。

憲法第九条からも、超越者としての苦悩が滲み出ています。この作家さんの動かすキャラクタは本当に個性的で、この2人以外にも、公平な司会者、御坂草司や、アメリカからの刺客、ジョン・スミスも首尾一貫と自身の目的に沿って行動しており、魅力的に感じます。

随所に出てくるスプラッタ表現が許容できるのであれば、非常におすすめです。

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