魔法少女サクリファイス【完結】 - ハーメルン
性格最低のクズ魔法少女ちゃんが最底辺の肥溜めの中で輝くお話。日記形式+三人称。
性格最低のクズ魔法少女ちゃんが最底辺の肥溜めの中で輝くお話。日記形式+三人称。
難民180301 – ハーメルン
『代償』という魔法を覚えた魔法少女の話。この段階で、大体察せます。
自分自身にとって大事なものを捧げる代わりに、奇跡を起こせる魔法です。こんな魔法を覚えたのに、自分自身に一切の価値を見出していないために、何の奇跡も起こせません。性格最低系というよりは、自信がなくて強がってるように見えます。
主人公は、せっかく魔法少女になれたのに、何の奇跡も起こせない自分を見て、自分より下を見よう、と思い、後進を育てようとします。主人公は屑にはなり切れず、甘いため、育てようと思った弟子たちに絆されてしまいます。弟子もそんな主人公を見て、依存していきます。愛が重くて非常によいです。
主人公はだんだんと回りから信頼され、自分自身に価値を見出すようになります。そのため『代償』の魔法も機能するようになります。しかし、それは主人公も『代償』を払っているから機能しているわけです。そして、ますます弟子たちが依存していきます。また、結末も私は好きです。作風として、百合要素が強いため、そこは注意が必要です。
魔法少女が好きな人、共依存が好きな人にはおすすめです。
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