【オリジナル】その死からはじまる

とある女が死んだ。
殺された。
それはありふれた死だったが、その死後は普通ではなかった。
死んだ肉体を乗っ取り、妖狐が目を覚ました。

これはその死からはじまる物語。
黒葉　傘 – Hameln

黒葉氏はとにかく舞台演出が上手で、ここぞという場面でぐっと人を引き付けます。本作もその例にもれず、思わず感情移入してしまう場面が多いです。

また、１話目からバッドエンドであることは明白なだけに、２話３話と過去を振り返って楽し気にしている描写の対比が心にぐさっと刺さります。

また、妖魔を書かせたら右に出るものはいないといっても過言ではないくらい、キャラが魅力的です。

もちろん曇らせ要素は満たしているんですが、それよりも描写の綺麗さ、キャラが立っている様のほうが印象的で、万人にオススメできます。

全４話、明日に完結しますのでぜひお読みください。