7 Knights To Die - ハーメルン
婚約破棄×決闘裁判物です。 50万~60万字(だいたい91話)にて完結予定。 さしあたり二章完(26話)まで投稿しました。 三章27話~39話は週一更新(毎週金…
婚約破棄×決闘裁判物です。
騎士道を説いた滅茶苦茶熱い物語です。ストーリー、キャラ、単語の使い方、どれをとってもハイレベルで情熱的です。
「貞操逆転世界の童貞辺境領主騎士」や「彼女でもない女の子が深夜二時に炒飯作りにくる話」の作者、道造氏による新作で、らしさが存分に出ています。
道造氏の小説はギャグを織り交ぜつつガッと熱くなるシリアス展開を持ってきてくれる素晴らしいものが多いのですが、今作はギャグ要素を全抜きしています。
あらすじは、婚約破棄された令嬢を救うべく7人の騎士が立ち上がり、生死を賭けた決闘に臨むというものです。
それぞれ騎士たちの歩んできた人生をこれでもかと見せつけながら戦う様がホントもう氏の味が全開でホントに面白かったです。
完全に個人的にでしょうけど、私の大好きな狂気太郎氏作の「地獄王」を思い出しました。こちらは姫を救うために8人の騎士が立ち上がるというもので、それぞれ信念をもって戦う話です。もっとも「7 Knights To Die」のほうがライト寄りなので、より万人向けでしょう。
またギャグ要素がないための清涼剤として、婚約破棄した側がとんでもなく愚鈍で露悪的に書かれています。遣り込めるためにほぼ全員が協力しつつ政治の話をしていて、内政面でも面白かったです。
万人にオススメできる熱い一作でした。ぜひお読みください。
※カクヨムでも掲載されております。よければご活用ください。
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