ナイトメア非英雄譚 - ハーメルン
勇者の息子がイカれた家族のために、死にそうな顔をしながらヒロインを殺そうとするお話。 R-15程度のエログロ鬱インモラル注意。 性転換、ボーイズラブ は3~4章…
勇者の息子がイカれた家族のために、死にそうな顔をしながらヒロインを殺そうとするお話。
R-15程度のエログロ鬱インモラル注意。
性転換、ボーイズラブ は3~4章あたりで出る予定なので、事前警告として。
カクヨムと同時投稿。
その筋では有名な東方project二次創作「ルナティック幻想入り」の作者アルパカ度数38%が描いた異世界ダークファンタジー小説です。もうこの時点で相当なヤバさであることはお気づきでしょう。ええ、恐ろしかったです。
勇者の息子という肩書を持った主人公、ただしその勇者の力によって「人類の敵」であることが判明してしまいます。それでも勇者自身や姉妹たちによって支えられます。
「人類の敵」判定されており周囲からは差別されているのに、家族からは厚遇されていて良き行いをするようにと願われて……たしかに良い環境です。でも、でも、主人公にとっては、よくしてくれることが逆に重たくて、家族を呪うこともできなくて、ただただ自罰的になるしかなくなっちゃいます。
文体もすごく世界観に合っていて、ねっとりとした重たい文章です。ぎりぎりR18にならないぐらいの性的描写も散見されます。
あと固有名詞や能力が滅茶苦茶カッコよかったです。一番好きなのは『断頭台の権利』です。キャラも能力も生い立ちも好きすぎるんですが何より『断頭台』と『権利』という全く関係のないワードで大体分かるといいますか……言いすぎるとネタバレになるので読んでくれ!
酩酊間違いなしの奇酒をどうぞご堪能ください。刺さる人には深く深くぶっ刺さります。
コメント