私の穢れた血を洗いに
シリアス ダーク 女主人公 近代 冒険 異世界 復讐劇 戦争 差別 キネノベ大賞10 ネトコン12 R15 残酷な描写あり
母が村を焼き討ちした帝国兵に犯されて生まれた混血児の少女ユミン。ユミンは村人たちから『鬼畜の子供』と呼ばれ差別と迫害を受けながら生きていた。
喉飴かりん – 小説家になろう
ある日、ユミンは『狼羊』という童話から「父を殺して自分も村人たちと同じく帝国兵を憎む一員なのだと証を立て、皆から認められるべし」という教訓を得て、実父を探し出して殺すことを決意する。
村を訪れた戦争調査隊との遭遇を経て、ユミンは彼らと共に顔も居場所もわからぬ実父を探し、復讐を遂げようとする。
戦時中に強姦されて生まれた混血児が父への復讐を目論む話です。
とにかく重たく鬱要素満載です。村を焼き払った帝国兵との合いの子なので迫害されており、殴る蹴るは当たり前、死んでもかまわないと村民から本気で思われています。
母も、父から拷問を受けたせいで狂っており、幻痛や妄想に囚われています。
主人公は徹底的に痛めつけられ、全て父のせいだと恨みながら日々過ごしています。
ある日、自分の境遇に似た「狼羊」が出てくる童話を読み、父を殺害し社会から認められようと決意します。
父の足取りを追い続け、最後、怒涛の展開が繰り広げられます。最後まで読んでよかったと私は思いました。
重たい話が好きな人にはおすすめです。
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