【オリジナル】薬売りの聖女 ~冤罪で追放された薬師は、辺境の地で幸せを掴む~

【コミック連載開始】薬売りの聖女 ~冤罪で追放された薬師は、辺境の地で幸せを掴む~【10/10発売】(榛名丼) - カクヨム
「こちら、つまらないポーションですが…」「どのへんが!?」

捨て子だったクナは、義理の兄と共に最果てと呼ばれる村で小さな薬屋を営んでいた。
兄や村人たちから「ろくなポーションが調合できない」と馬鹿にされながらも、毎日懸命に働き続けるクナ。
「お前は薬と偽って、毒入りのポーションを売ったそうだな」
そんなある日、村長の孫娘の愛犬を毒ポーションで殺害したと冤罪をかけられ、鞭打ちの末に村を追放されてしまう。
『死の森』と呼ばれる場所に捨てられたクナは、そこで銀色の毛をした狼と出会う。狼に導かれた先には、大怪我を負った美青年が倒れていて……?
「どうせ私なんて、まともなポーションは作れないけどね」
「そ、それ、本気で言ってるのか!?」
(兄の策略により)自己評価が低すぎる薬師が作る常識外のポーションは、辺境の人々を次々に魅了していく。
一方その頃、クナの居なくなった薬屋は……。

榛名丼 – カクヨム

オリジナル小説です。追放ものです。

あらすじ

  • 薬師の女主人公、兄に薬を横取りされ続け、無能と評され、冤罪で村を追放されます。
  • 新しい街では、実力を遺憾なく発揮し、どんどん認められていきます。
  • 主人公が元居た村は、薬が供給されなくなり、滅びに向かいます。

感想

追放まで虐げられてる描写がかなり長く、追放されたあとも人間に対して不信感がありありの少女が主人公です。全方面に優しい主人公でもなく、口が悪かったりもしますが、その辺も好きです。自身が作る薬を批判されまくったせいで、自信のなさが表れてるのもよいです。

だんだんと自信を取り戻していく過程もきちんと描かれているし、私は楽しめました。詳細に書いているせいでやや王道の追放ものから外れている気もしますが、私はそのほうが好きです。

ざまあ描写はふんだんに盛り込まれています。好きな人には楽しめると思います。ただ、私は主人公に惹かれてしまったため、やや蛇足のように思えてしまいました。

追放ものが好きな人にはおすすめです。

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