ガリアール帝国の侵略を受けるアルビオス王国とルテティア皇国。
そんな両国には侵略の魔の手を跳ねのける最強戦力が存在した。
アルビオス王国には無双の二刀流を扱う『白の剣聖クラウド』
ルテティア皇国には上古の神淵魔法を操る『黒の大賢者エクリプス』
帝国の侵略を幾度も跳ね返し、帝国からは悪魔と思われる二人にはとある秘密があった。
それはどちらも同一人物であるということ。
そして。その正体がロイ・ルヴェルという小国の辺境貴族の次男ということ。
そんなロイ・ルヴェルは日夜、両国を守るために暗躍しているが、そのせいで通っている学院では遅刻、欠席、成績不良の常連だった。
ついたあだ名は『落第貴族』。できれば学院もやめたいし、剣聖も大賢者も後進に譲りたい。
そんなことを思うロイだが、常に思う通りにはいかない。
学院もなかなかやめれないし、甲斐甲斐しい妹には信頼されるし、剣聖の後継者であるクール美少女には付きまとわれるし。今日もロイ・ルヴェルは落ち着かない日常を過ごすのであった。
しばらくは一日二回更新予定 12時・24時
タンバ – 小説家になろう
オリジナル小説です。主人公最強ものです。
あらすじ
- 最強の主人公が2国の顔を立てるために「最強の剣士」と「最強の魔法使い」を演じながら他国の侵略を防ぎます。
- 激務すぎて学生としての活動が出来ず落第生扱いされます。
- 激務から逃れたいために、有望な弟子候補を見るとつい力を貸してしまい、演技がばれそうになります。
感想
最強の主人公が一人三役するという、異色の作品です。一人二役ならよくあると思いますが、三役以上はあんまりないと思います。
ストーリー構成が巧妙でした。主人公が属している国より強大な二国の顔を立てるためという、一人三役する明確な理由があり、違和感なく読むことが出来ました。
主人公は文句なしの最強で、戦闘でも安心して読むことが出来ます。また、実力あるもの(ヒロイン二人)につい指導のようなものをしてしまい、絡まれたり感謝されたりしています。
正体を隠しながらさりげなく助けるという王道を、気持ちよく読むことが出来ました。
正体を隠しながら活躍する主人公が好きな人にはおすすめです。
雑記
ポケモン図鑑を公式が発表しましたが、テツノブジンの説明がよすぎます。
最強のエスパーポケモンを求めて作られたのに、エスパータイプではありません。
エスパーを追い求めるものはエスパーではなくなるのか、最強のエスパーはエスパーを捨てる必要があるのか……何にせよ趣があります。
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