八曜の旗印
時代小説 逆行転生 シリアス 男主人公 和風 戦国 内政 戦国時代 BANG01 ESN大賞5 OVL大賞9 集英社小説大賞4 アニーク大賞
ごく普通の現代人であった野網脩志が目を開けたら、そこは戦国時代だった。憑依したのは本来は存在しない加賀守護の三男・冨樫靖十郎嗣延という武将。由緒正しき名家の三男に生まれ変わった脩志だったが、戦国時代の冨樫家は加賀一向一揆に権力を簒奪され、越前で居候する無力な守護に過ぎなかった。
しかし運良く山科本願寺の戦いによって加賀が空白地帯になることを知っていた脩志は、この世界では加賀を守り切ることを決意する。一向一揆が帰ってくるまでの数年で運命を変えることができるのか!?人生を通じて培った知識を活かし、冨樫家が再び陽の目を見るため奮闘する。
縞杜コウ(縞守皐駕) – 小説家になろう
オリジナル小説です。戦国時代の歴史ものです。
あらすじ
- 戦国時代の没落寸前の武将に憑依し、再興を目指します。
- 未来知識により知りえた情報を駆使したり、内政をすることにより善政を敷き、民や武将たちの信を得ます。
感想
なろうの歴史ものの中でも本格的な歴史小説だと思いました。
主人公が朝廷から賜った名前がたくさんあり、呼び名が何度も変わったり、各大名の関係性だったり厳密に書かれているのでしょう。
また、未来知識を知っているアドバンテージも駆使しており、石鹸を作ったり磁器を作ったり、内政チートもしています。
歴史小説のよさとなろう小説のよさがちょうどいい具合に混ざっています。
また、一番印象に残ったのは、敗退する戦国武将たちの描写です。負けていながらも、とてもかっこよく描かれています。作者の愛ゆえかと思いました。
歴史小説が好きな人にはおすすめです。
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