【オリジナル】ナチスドイツに転生しちゃった件

ナチスドイツに転生しちゃった件 - ハーメルン
この作品はすべてフィクションであり、どこかの思想や組織や勢力を支持したり賛同したりするものではなく、ただ歴史の狭間に落ちた人が、どう足掻いたかを書いたものです。…

この作品はすべてフィクションであり、どこかの思想や組織や勢力を支持したり賛同したりするものではなく、ただ歴史の狭間に落ちた人が、どう足掻いたかを書いたものです。カクヨムにも掲載しています。

タサオカ/tasaoka1 – Hameln

第二次世界大戦前のドイツに転生した主人公が、ナチスに賛同したフリをしてできうる限りのユダヤ人を救おうと努力します。

憂鬱な雰囲気が漂いまくっているため人は選ぶと思います。描いている題材もかなりセンシティブなものであるため、より選ぶと思います。おいそれとは触れられない事柄ですが、作者は丁寧に取り扱っており決して侮辱した内容にはなっていません。

現代人がナチスドイツに転生して何ができるのか、この主人公は最大限努力しています。それでも取りこぼしてしまう人たちを憂いて嘆くほど善良さを持ち、非常に好感が持てます。

対外的にはナチスの信奉者のようにふるまうのも、人々を救っているのがばれないようにするためです。そのせいで自己嫌悪に陥っていますが、それでも主人公は止まりません。

この世界では、一体どう評価されるのでしょうか。完結するのが楽しみです。

コメント

  1. スイレン より:

    才能というかやり切った点でいえば、一般人ではないですが、それでも日本人なんだなぁと。直接的に人を殺すことは忌避というか禁忌として捉えてしまって、それでも罪悪感を覚えてしまうのは難しいですね。
    主人公も生き残った側の感情もどちらも正しいのでしょう。

  2. 愉悦部出身 より:

    コメントありがとうございます。
    行動力が極めて高かった分、精神が耐えられなかった感じですよね……だからこそ非常によかったのですが。

タイトルとURLをコピーしました