挑む者
カイスト。正暦397億年、スカーダ。
狂気太郎
『八つ裂き王』フィロスはアースト山を登る。
先に『骸骨騎士』を読んでおくことをお勧めします。
オリジナル小説です。狂気太郎氏のカイストシリーズです。
「骸骨騎士」の続きに近いので、先に読んでおくことをおすすめします。
あらすじ
- 世界を滅ぼすほど強いカイスト、「千の刃のフィロス」に天才「鋼のディンゴ」が挑みます。
- 息を吸うように殺人を行うフィロスが、気持ちを高めるため、不殺を誓います。
- 邪魔してくるカイストたちにフィロスがイラつきます。
感想
カイストの意地とプライドがよく分かる内容になっています。
特に、フィロスとディンゴが、純粋に強さを求めていることがよく分かり、カイストの良さが全面に表れていると思います。
強さを追い求めた結果、殺人を極めているフィロスのかっこよさは、前作「骸骨騎士」では表現されていませんでした。今作でフィロスに対する印象が変わりました。
また、ディンゴもフィロスに敬意を払っていることが分かります。
戦士系のカイストにとって、強さは分かりやすい指標であり尊敬すべきものであるのでしょう。
短編でさっと読めるため、骸骨騎士を読んだ人にはぜひおすすめしたいです。
ダークファンタジーが好きな人にはおすすめです。
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