【オリジナル】針が刺せなくなったナースは

針が刺せなくなったナースは 月越 瑠璃 | ネオページ
【ネオページ契約作品:毎週火・木・土曜日20時更新中!】大学病院の救急外来に勤務する看護師の主人公・瀬野夏希は、体調不良時の採血で迷走神経反射を起こし倒れてしまう。それをきっかけに針にトラウマを抱え、仕事中に針を扱えなくなってしまった。病院...

大学病院の救急外来に勤務する看護師の主人公・瀬野夏希は、体調不良時の採血で迷走神経反射を起こし倒れてしまう。それをきっかけに針にトラウマを抱え、仕事中に針を扱えなくなってしまった。
病院を退職し、針を使わないデイサービスや保育園を転々とするが、看護師として自分の目指す仕事ができないことに悩み苦しむ。針刺し業務ができなくなったことで生活が一変した主人公だったが、働くデイサービスの利用者から背中を押され、医療現場に戻るべく再び転職活動に励む。ちょうど産休の代替要員を探していた「まなべ精神科クリニック」で、精神科訪問看護での非常勤の仕事にありつくも、その収入だけでは生活が成り立たない。そこでカフェ&バーのオーナー・香月雅也と出会い、主人公はアルバイトに誘われ――

精神科訪問看護、そしてカフェ&バー「Toute La Journée」を中心に繰り広げられるヒューマンドラマ。

主人公はふたたび針を使えるようになるのか――

月越 瑠璃 – ネオページ

看護師として訪問看護を、アルバイトとしてバーの経営と二軸で進んでいく現代小説です。

PTSDにより針を刺せなくなった主人公が自信を取り戻そうと業務に励みます。トントン拍子に上手くいくわけではなく、むしろ失敗したり微妙な結果となってしまうことも多いです。

それでも救急外来という修羅場を潜ってきた経験からめげずにがんばっていきます。患者さんのことを考えたりするのってホントに大変だよね……と感じました。作者が医療職で現実味が極めて強いことも作用しているのでしょう。

医療を支える看護師のほろ苦くも優しい物語です。よければお読みください。

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