【閲覧注意】うわぁあああ!!(赤月カケヤ) - カクヨム
100人の心霊デスゲームの中で真犯人を捜せ!
ヒガン髑髏をめぐって、100人の参加者が呪いのデスゲームに巻き込まれてしまう。参加者の中に潜み、何も知らない人たちを生贄にした、このデスゲームの黒幕を捜し出せ!!
赤月カケヤ – Hameln
「キミとは致命的なズレがある」等多くの書籍を出している赤月カケヤ氏のホラー小説です。同作者が書かれた「反省のカラー ~凶悪な犯罪者は更生できるのか~」も紹介しておりますのでよければそちらもご覧ください。
赤月カケヤ氏といえば容赦のないサスペンス調が持ち味で、読者も引いてしまうほどなんですが、今作は書籍化も意識しているのか比較的マイルドになっています。
だからといって怖くないわけではなく、おどろおどろしいホラー調になっています。気味の悪さや残忍さがよく表現されています。
デスゲームまでの十三話をじっくり描いていて、前段だけでも十分怖さが伝わってきます。
また導入に叙述トリックも含まれており、私は全く見抜けませんでした。導入が長いのも、多分これを入れたかったからでしょう。
ちょっとでも展開を書いてしまうとネタバレになってしまうのでこれ以上書けませんが、ホラー好き、サスペンス好きには導入だけでも面白い流れになっておりますので興味があればお読みください。
デスゲームでどのような物語が繰り広げられるのか、これからに期待です。おそらく赤月カケヤ節が強くなっていき、サスペンスホラーの度合いが強まっていくのでしょう。
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