自作のTRPGに転生したんだが、こんなクソゲー作った過去の自分を殴りたい
R15 残酷な描写あり 異世界転生 冒険 男主人公 ゲーム ダンジョン 魔法 TRPG ゆっくり成長 GMいらず ランダム要素 地味 台本形式
前世友人たちと作った、マスターいらずのTRPG。
三田村功 – 小説家になろう
生まれ変わったのはその世界だった。
シンプルルールにランダム要素、2分で始めて5分で死んでる。
遊んだ時には楽しかったが、暮らすとなると別問題。
プレイヤーとしてパーティメンバーの行動に少しだけ介入できるが、現地人には不審に映る。
誤解されたり受け入れられたり、そんな彼が何とか生きていく物語。
オリジナル小説です。異世界転生ものです。
自分自身が作ったTRPGに転生します。それは即死するTRPGだったため、主人公は極めて臆病に行動します。臆病な主人公が好きな自分としては、とても楽しく読めました。
周りの人間は全てNPCで、主人公はPCとしての能力が使えるため、主人公が優位に立ち回る……と思いきや、世界観が厳しすぎて、それでも全然自由に動けていません。また、NPCは戦闘時に一定の行動をとる「心構え」というシステムが導入されているのに対して、主人公は自由に行動できる故に「心構え」をしません。そのため周囲の人間からは優柔不断、すぐ逃走しようとする根性なしと思われています。
またダイスで戦闘が進んでいくところも独特です(TRPGなので当たり前ですが)ダイスをある程度操作できるというPCにのみ許された特権を行使しまくるのですが、NPCにはダイスなんて見えるはずもなく、戦闘中よそ見をしている人間と評価が下がります。
上記2点により周囲の評価は最低です。したがってパーティにはなかなか入れず苦労します。そこを訳ありのパーティに誘われて冒険していくこととなります。
とにかく世界観が独特で、ついていける人を選びますが、私はTRPGも好きなので楽しめました。ぜひダイスを振ったことがある人は見てください。
TRPGが好きな人にはおすすめです。
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