【オリジナル】ディストピア運営ゲーム(圧倒的に有利な体制派が恵まれた人材と資材を使って罠で獲物を追い込む様を眺める仕様)

ディストピア運営ゲーム  (圧倒的に有利な体制派が恵まれた人材と資材を使って罠で獲物を追い込む様を眺める仕様) - ハーメルン
神は人を平等に設計してはいない。  人が人に平等を齎した。  ならば、神が見捨て、人が手放し、都市が権利を支配する世界はどう動くというのだろうか────?  …

 何処までも正確で、何処までも潔癖で、何処までも正しく、何処までも冷酷な完全管理都市アーバシリポリタン。
 管理する事を当然と考える支配者と、管理される事を当然と感じる奴隷の住まう、空前絶後の黄金都市。
 その輝きは、都市の外に住まう全ての者を薪にした篝火である──────

つけ麺アイス – Hameln

オリジナル小説です。転生ものです。

主人公は、ディストピア世界の管理側です。それも最高地位に近い立場です。体制をひっくり返そうとするレジスタンス側を無慈悲に処分していきます。

主人公は管理プログラムに、寝たきりの妹や母のデータを握られていて、管理側についています。狂気を感じるほど粛清を徹底しており、前世で得ていた世界の知識を存分に生かしてレジスタンス側を追い詰めます。

レジスタンス側も、本来は人道的に革命できるはずだったんですが、主人公が追い詰めすぎて、テロリストと化すほかなくなっています。主人公が介入した結果、テロリストになってしまうという過程が丁寧に書かれていてよかったです。

ディストピア世界が好きな人にはおすすめです。

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