B-NOVEL
エワンリウム王国では五十年に一度、聖女が選ばれる。
聖女はその身を国神と王国の為に捧げる事から国神の花嫁とも呼ばれ、歴代の聖女達は国神のもとで幸せに過ごしたと言う。そして今代、聖女に選ばれたのはエワンリウム王国第二王女ディーテだった。しかし、ディーテは聖女選定の際その結果をアメディアのものとすり替えてしまいアメディアは聖女として神殿にたった一人で押し込められてしまった。
誰にも会えず、出ることも叶わず、国神様も現れず一年。寂しさと飢えにただ召されるのを待つばかりになったアメディアがやっと解放されると覚悟した時、騒がしい声がアメディアを抱えた。
「この世界の時を戻そう。⋯⋯三年くらいでいいかなあ」
意識が遠のき、再び目を覚したアメディアの目に映ったのはリシア子爵家の自室と見覚えのない真っ白な毛玉だった。
京泉 – B-NOVEL
B-NOVELを漁っていたら面白いものがあったので紹介します。聖女入れ替わりもので、しばしば見受けられるジャンルです。
神様が3年前に飛ばしてくれ、やり直すチャンスができるんですが、主人公は行動を全く改めずに結局流されていきます。ある意味珍しいんではないでしょうか。
ただ裏切られた不信感は抱いており、婚約者のことは信用しておりません。優しくされると震えてしまう主人公が可愛かったです。
陥れられた聖女は幸せになれるのかどうか、ぜひお読みください。
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