【完結】ハリー・ポッターと供犠の子ども

【完結】ハリー・ポッターと供犠の子ども - ハーメルン
孤児のサキは火事で何もかも失った。警察に身元引受人として現れたのはダンブルドアだった。 ホグワーツに向かう途中、ハリーと友達になるがスリザリンに組分けされてしま…

孤児のサキは火事で何もかも失った。警察に身元引受人として現れたのはダンブルドアだった。
ホグワーツに向かう途中、ハリーと友達になるがスリザリンに組分けされてしまう。

後半になるにつれ残酷な描写(主として暴力)と鬱展開が増えるので苦手な方はご注意ください。

完結しました。

ようぐそうとほうとふ – Hameln

サキというスリザリン出身の特殊な母より生まれた少女が主人公のお話です。概ね原作準拠で進んでいきます。

ハリーポッターの二次創作として最高峰で原作の良さと本作の良さが非常に似ています。

原作は、本物の学校らしく喜怒哀楽、全てを内包しており作品に深みを与えています。冒険あり波乱あり涙あり、ドキドキワクワクさせてくれます。

「ハリー・ポッターと供犠の子ども」も少女を主人公として、同じような味わいを与えてくれます。原作準拠なので当然だという意見もあるでしょう。が、孤児という設定、学園に入ってからスネイプが後見人でほどよい距離感であること、両親の秘密、「供犠の子ども」というタイトル回収、これらが作品に緊張感を与え、読む人を釘付けにします。

原作でのテーマであろう「愛」もこの作品で味わうことができます。原作は家族愛や恋愛をテーマにして物語が展開していきます。私は特にスネイプの愛がとんでもなく好きで、彼のストーリーにはいつも惹かれます。この作品も「愛」について書かれており、物語の終盤まで明かされないことはまさにスネイプのくだりと一緒です。

それから、終盤で読者に対して衝撃の選択が迫られます。私は滅茶苦茶びっくりしてしまいました。今まで全く読者が関与する余地がなかったのに、ここでそんな……と茫然としてしまいました。

ハリーポッターの二次創作として頂点に値する作品です。ハリーポッターファンの方はぜひお読みください。

※コメントでこの小説を教えていただいた方、ありがとうございました。

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