百億年戦争
カイスト。起点は正暦112億年、ラルハット。
狂気太郎
城塞都市エトナと小村ジーの小競り合いから発展した大戦争と、その顛末。
先に他のカイストの話を読んでおくことをお勧めします。
オリジナル小説です。狂気太郎氏のカイストシリーズです。事前に、少なくとも「骸骨騎士」を読んでおくことをお勧めします。
あらすじ
- 国と村の小競り合いからどんどん戦争が拡大していきます。
- それぞれの陣営に傭兵としてたくさん人がやってきて、いくつもの世界に波及していきます。
- 最終的に、カイストらしからぬ、プライドを持たない「蜘蛛男」と、何をしても死なない「不死者」がタイマンで決着をつけます。
感想
「骸骨騎士」にて「エトナ締め」という表現が成されていて、存在を仄めかされていた百億年戦争、その詳細が描かれています。
だんだんとお祭り騒ぎでカイスト達で戦争に参加していく様が、国と村のことを一切考えておらず、カイスト達だけで戦争をしているという不毛さをよく表しています。
当時の最強のランカーでも戦争を収めることができなかったり、いろんなランカーたちの描写を見ることができ、面白いです。狂気太郎氏のキャラ作りの巧みさがよく出ています。
カイストシリーズが好きな人はおすすめです。
コメント