殺戮の地平
ダークファンタジー。滅ぼすか、生きるか。
狂気太郎
オリジナル小説です。スプラッターですが氏の作品では軽度なほうです。
1998年~2002年に書かれた小説ですので、だいぶ昔の作品です。ただ面白さはピカイチで、久しぶりに読み返したら一気読みしちゃいました。
人間の意志により、ある程度のことは何とかなる世界になってしまった話です。食べ物も意志の力で作り出したり、食べる必要がなくなってよかったよかった、と一瞬だけなったと描写がありました。ええ、一瞬だけです。次第に悪意に呑まれていきます。
話は世界中で文字通り血肉を争う殺し合いをしているところから始まります。彼女を失くしてしまい絶望している主人公が世界を滅ぼそうと旅をしていきます。スプラッター表現が随所にあるため、人を選びますが、いろいろな都市を回っていくにつれ、主人公も読者も悩まされます。
スプラッタ―表現に堪えれるならおすすめです。
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