マグル学のすゝめ - ハーメルン
「最も優れた移動手段って、自転車だと思うんだよ」 最も好きなマグルの道具 : ウォークマン(1981年製) 最も好きなマグルの食べ物 : 冷凍食品のグラタン…
「最も優れた移動手段って、自転車だと思うんだよ」
最も好きなマグルの道具 : ウォークマン(1981年製)
最も好きなマグルの食べ物 : 冷凍食品のグラタン
今一番欲しいもの : 飛び出す絵本純血サラブレッドにしてアーサー・ウィーズリー顔負けのマグル・フリーク、コンコーディア・ロウル(通称コーディ)。
たまーに真実薬に怯えたり、幼なじみと喧嘩したりしながら、ちょっぴりハードなウィザーディング・ワールド・ライフをマグル愛で乗り越えていく。
あまりに青春しすぎていて私は浄化されてしまいました……この小説、悪属性に特攻すぎます。
1話目にしてぐっと引き寄せられてしまいます。マグルとの出会い、不信、魔法使いの無理解が全面に出ていて原作らしさがありました。
それでいて爽やかさがあるのって反則じゃあないですか?とにかく強い、そんな導入に私はすっかりやられてしまいました。
2話目以降はほぼオリジナルの女主人公として、ハリーやロン、ハーマイオニーと一緒にホグワーツに入学します。
そこでも他とは一風変わった味があります。
学生として些細なことを気にしているのが現実味を深めていたり、主人公の境遇に対しての学内の反応が原作らしかったりと説得力がありました。
そして何よりかわいらしさが満載でした。各キャラとのやりとりが魅力で、主人公の行動や振る舞いによって引き立っています。
ドラコの不器用さと優しさが浮き彫りになる。ホグワーツの枠にとらわれないフレッド・ジョージの破天荒さが現れる。魔法族とは違うハリーの道徳心が見える。
なかなか見れない作風ですので、ぜひ見て一緒に塵になりましょう。
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