
蜥蜴は野ネズミに恋をした ~ あなたを連れてどこまでも 裃左右 | ネオページ
春の訪れと共に、不格好な蜥蜴、わたしは恋をした。野を駆ける小さなネズミに抗えぬこの想い。俊敏な身のこなし、露を宿すような瞳、そして愛らしい尾。種族を超えたその感情は、許されぬと知りながらも募るばかり。叶わぬ恋としても、言葉を交わしてみたかっ...
春の訪れと共に、不格好な蜥蜴、わたしは恋をした。
野を駆ける小さなネズミに抗えぬこの想い。俊敏な身のこなし、露を宿すような瞳、そして愛らしい尾。種族を超えたその感情は、許されぬと知りながらも募るばかり。
叶わぬ恋としても、言葉を交わしてみたかった。
2810文字短編です。あの、こういう話が一番好き。最高です。
こう、善意で舗装された地獄への道といいますか、屍を積み上げて出来た天国への階段といいますか、そういう話が一番ぶっ刺さるんですよね。
蜥蜴と野ネズミと、優しいふんわりした風情があるのもグッと来ます。可愛さってよい味付けですよね。……えっ、何の料理かって?…………
ここまで汚れ切った文章しか書いていませんが、小説はホントさわやかです。童話のような雰囲気とふんわりしたお話です。見ている私が邪なだけなんです。
短い話でもありますのでさっと読むことができるでしょう。ぜひともお読みください。
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