【書籍】どんな咬み犬でもしあわせになれる 愛と涙の“ワル犬”再生物語

「殺処分ゼロ」というスローガンに代表されるような動物愛護の機運が高まりつつあるものの、「誰の手にも負えない」ことを理由に保護の網から漏れ、殺処分される犬はまだまだ後を絶ちません。とくに扱いが難しい秋田犬や柴犬などの日本犬、暴れや噛みつきがひどい犬、そして人に飼われたことのない野犬などの問題犬は、愛護団体にすら引き取られないことがあります。そんな犬たちを専門として保護し、飼い主の手に負えなくなってしまった超問題犬を専門に扱うのが、ポチパパこと北村紋義氏。YouTube「ポチパパちゃんねる 保護犬たちの楽園」で犬との暮らしを発信しています。体罰を一切使わず根気よく接する、愛情あふれるトレーニングと、それによって生まれ変わった犬たちの、愛情あふれる感動物語。保護犬を迎えること、自分に合った犬の選び方、信頼関係の結び方など、北村氏による「犬との向き合い方」や実践アドバイスもふんだんに収録しています。

北村紋義

殺処分されてしまうような危険な犬を更生させるドキュメンタリー小説です。

ポチパパちゃんねる」をYoutubeで運営している北村紋義氏が書かれています。氏のYoutubeには犬との関わり方・犬と暮らしていく上での考え方が詳しく解説されています。

犬たちを引き取るきっかけとなった出来事、友人から預かった犬の紹介からはじまります。その後日本の大型犬、秋田犬との戦いの日々が開始します。挫折しそうになりながらも周囲の協力により付き合っていけるようになります。

犬との関わり方に悩みながらも、熱い情熱と男としてのプライドを持って強く進んでいきます。犬に命令を聞かせるわけではなく、問題行動を減らして一緒に楽しく暮らすことを目標としているのが素敵でカッコよかったです。

本人の信念・人間性は素晴らしい一方、ページ数が146ページしかなく、少し物足りなさを感じます。この値段(Kindle版で1188円)ならせめて200ページは読みたかったです。

犬のしつけ方を知りたい場合は、同著者の「どんな困った犬もこれで大丈夫! 体罰ゼロのポチパパ流 犬のしつけ大全」のほうがいいでしょう。

犬好きの人にはおすすめです。

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