漫画界、戦慄。衝撃のエレメンタリー・サスペンス! ――理花(りか)は引っこみじあんな女の子。やっとできた友だちとはなれ、赤ヶ瀬(あかがせ)小学校に転校してきました。「新しい学校で、新しい自分にかわりたい!」と意気ごんできたものの、なかなか勇気をだせません。そんな理花に最初に声をかけてくれたのは、勉強も運動もできる、かんぺき美少女のあいちゃんでした。「ようこそ4年2組へ! 君も今日からぼくらの×××だ!」
小山 鹿梨子
記念すべき200記事目は、愉悦成分ましまし、曇らせ要素満載、可愛らしい絵柄で壮絶ないじめを描く「校舎のうらには天使が埋められている」を紹介します。
あらすじ
- いじめられていた少女を助けた少女がいじめられることになり、あらゆる悪意を受けることになります。
- 最初はがんばっていたものの、クラスのボス格の少女に屈し、不登校になります。
- 助けた少女を好きだった女主人公が、クラスの秘密を暴くために奮闘します。
感想
私が読んだあらゆる漫画の中で、最も印象に残っているいじめ漫画です。
犬の餌を食わせる、吐いたものをもっかい食わせる、虫も食わせる、裸に剝く等、本当にえげつないです。
この可愛らしい絵柄でそれをやるというのがとてもいいです。
また、キャラクタも魅力的で、それぞれの思惑で動いており、そして大体、不憫で不幸なのでとてもよいです。
その中で2人、大好きなキャラがいて、一人は最初に助けられた女の子、後堂理花です。
いじめられているところを助けられたんですが、再度いじめられそうになったりして、常に怯え続けています。
怯えた少女がかわいくないはずがありません。蜂谷に脅されて、主人公を排除しようと頑張ろうとして頑張り切れないのも好きです。
大好きなキャラ2人目は、いじめの首謀者、蜂谷あいです。
サイコパスで、クラスの全てを掌握しており、いじめの指示を全て行っています。
やり口は外道も外道、大人相手でも、自身に批判的だった場合は排除します。もちろん、自身に逆らう子どもは徹底的につぶします。
ただ、絶対に自分では手を下さず、周囲にさせています。何があっても常に笑っており、目的が何なのか、最後の最後まで分かりません。
ミステリアスでサイコパスな、とてもよいキャラです。
愉悦部出身者、曇らせ、いじめ描写大好きな人には絶対おすすめできます。ぜひ読んでください。
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