名家に生まれながら、父に疎まれ、子供のころから無自覚に悪意を孕み続けてきた一条玲奈。
たけのこ
唯一の防波堤となってくれた最愛の母の死をきっかけに、やがて自分の異常性が暴れ出すことを予見した彼女は、VRMMOゲームに身を投じ架空の世界で悪役に徹することで自身を解放していく。
意のままに繰り広げる虐殺は、すべて自分の心の安寧のため。
無垢な心のジェノサイダー・レーナが、仮想の楽園に恐慌をもたらし、修羅に塗り変える!
オリジナル小説です。小説家になろうから書籍化しています。
書籍になってどこが変わったのか、書かせてもらいます。
前回の記事にて、web版を紹介しました。この小説のあらすじや良いところは、こちらをご覧ください。
ただし、書籍より先の話もしているため、ネタバレ注意です。
はじめに
ネットで読める小説が書籍化されて、何が違うのか気になる人は多いと思います。
結論から言うと、読みやすさ、没入感は書籍のほうが上であるため、買う価値はあります。
私なりに、書籍化されて良かった点、逆に悪かった点を表にまとめてみました。
良かった点 | 悪かった点 |
・文章が読みやすくなっている ・イラストが秀逸 ・公開されていない外伝が書かれている | ・1、2巻の掲示板形式が読みにくい。 |
良かった点
文章が読みやすくなっている
文章が推敲されており、読みやすくなっています。
比較していて思ったのは、読点、句読点のつける場所が大きく変わっていました。当然、書籍のほうが読みやすくなっています。
また、主人公がお嬢様なので、淑女らしい言葉遣いに訂正されている部分も多く見受けられました。
書籍のほうが没入感があり、読みやすくなっているのは間違いないです。
イラストが秀逸
文句なくイラストがよいです。全キャラ不満ないです。
特に主人公のイラストが、可愛らしさと狂気さを内包している感じがして、素晴らしいです。必見の価値があります。
公開されていない外伝が書かれている
1巻に公開していない外伝が書かれています。
個人的には主人公と母のやりとりの外伝が好きでした。この親子の関係性が大好きなので、いくらでも読みたいです。
悪かった点
1、2巻の掲示板形式が読みにくい
掲示板形式が、横文字ではなく縦文字で書かれています。そのせいで、読みづらくなっています。
特にアンカー(例えば>>28)が追いづらいため、掲示板形式に慣れている人ほど違和感を感じます。
ただ3巻で、掲示板形式のときだけ横文字になっているため、改善されています。
まとめ
おそらくはかなりの時間をかけて校閲されており、読みやすくなっております。
また、イラストもとてもよいので、キャラクターのイメージがしやすいと思います。
購入しても損はしません。願わくば4巻、5巻と出て、感動のシーンまで発売されてほしいです。
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