【灼眼のシャナ】不朽のモウカ

不朽のモウカ - ハーメルン
『不朽の逃げ手』は``紅世の徒``を討滅したことがない世にも奇妙なフレイムヘイズ。彼の行く先々では嵐が起き、彼自身は嵐と共に消える。 いくつかの大きな闘争にも巻…

『不朽の逃げ手』は紅世の徒を討滅したことがない世にも奇妙なフレイムヘイズ。彼の行く先々では嵐が起き、彼自身は嵐と共に消える。
いくつかの大きな闘争にも巻き込まれるが、彼は生きるために逃げる。
これはとあるフレイムヘイズの逃走劇。
逆行再構成物です。主人公最強要素は全くありません。若干の勘違いを含みます。にじファンの頃とほぼ変わりありません。自ブログとのマルチになります。

tapi@shu – Hameln

昔からある、灼眼のシャナの二次創作で屈指の傑作です。

もう死ぬのはこりごりだと「生きること」をモットーとするモウカと、刹那主義・快楽主義者な紅世ぐぜおうウェパルが契約するお話です。

結果、復讐者だらけのフレイムヘイズとは全く違った、逃げることだけを考える不真面目なフレイムヘイズが誕生します。

ただウェパルの誘導があったり、他のフレイムヘイズの思惑があったり、不運が重なったりと、全くモウカを楽にさせてくれません。

モウカは本気で嫌がって、何とか逃げようとするんですが、実力者揃いの連中に絡まれているので、中々うまくいきません。どんどん逃げ方が上手く、そのバリュエーションも多くなります。

また、本人にはそんなつもりはないんですが、結果として人助けになっていたり、大戦に対する貢献になっていたりして、勝手に株が上がっていきます。そのため重要なポジションを任されるようになり、モウカのストレスが増える始末……勘違いものとして非常に楽しめる作品にもなっています。

そして、ヒロイン役の少女が出てから、また一段と話が面白くなります。最初は肉壁扱いそのもので、ぞんざいに扱われていました。段々互いに絆されていって、同じ軽口でも、信頼しあっている者同士のやりとりへと変わっていきます。

自身の作風を出しながらも原作リスペクトを忘れない、二次創作とはかくあるべしと体言している傑作となっています。もし知らない人がいましたらぜひお読みください。

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