個性『RTA』があまりに無慈悲すぎるヒーローアカデミア - ハーメルン
もしも脳内に人生の最適解をうそぶく悪魔が存在していたのなら。 これはそんなお話です。 内容はタイトル通りですので気を付けてください
もしも脳内に人生の最適解をうそぶく悪魔が存在していたのなら。
これはそんなお話です。
内容はタイトル通りですので気を付けてください
怪物の中の怪物作品であり、あまりの衝撃で派生作品がいくつも生まれた名作「個性『RTA』があまりに無慈悲すぎるヒーローアカデミア」が更新再開されました。しかもほぼ完結保証です。うれしすぎて飛び上がりました。
昔にも紹介したんですが、改めて読み返しても全く色褪せぬ、圧倒的な邪悪さ・幼稚さ……この作品でしか、味わえない苦味がホントにたまらないです。
この小説のキモは、RTA走者を主人公が感じ取れるという邪悪な発想と、主人公の少女がトコトン普通というギャップにあります。
「RTA走者を主人公が感じ取れる」というと、対して恐ろしくはないと思われるかもしれませんが、そんなことは全くありません。
バッドエンドルートをこれでもかと主人公に見せつけ、タイムに邪魔なものは敵味方問わず殺害し、イベントを極限まで削るため他者とは一切交流せず自傷のほうがマシなくらいの鍛錬を積ませる……しかもセクハラまがいの言葉でふざけきった言葉を聞き続けながらです。生き地獄以外の表現が不可能です。
これ、主人公がもうちょっと善にも悪にも振り切ってたら、また違った感じになるんでしょうけど、主人公が普通の人なんですよね……だからこそ可哀想さが十倍増しにされるんです。
派生作品「乙女ゲームで目指す最強魔王RTA」「夜永つみきの最適解」など、影響される走者が出てくるのは当然の作品です。最凶最悪最低のこの小説、本当におすすめしますので、よければ読んでみてください。みんなで絶望を飲み干しましょう。
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